2016.09.24食事

肥満気味な愛犬のダイエットや健康維持に!犬の糖質制限におすすめの食事

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犬の糖質制限

犬も人間と同じように、肥満状態が続くと心臓や体の各部位に負担が掛かり、健康な生活を維持できなくなってしまいます。

肥満の原因は、主に食べ過ぎによる高血糖と運動不足が原因として挙げられます。散歩は毎日しているし、散歩やドッグランなどでよく体を動かす愛犬でも、高カロリーで栄養が偏った食事を与えていては肥満気味になってしまいます。このような肥満対策として飼い犬の食事を見直すのであれば、まずは糖質制限をしたダイエットを始めてみてはいかがでしょうか

今回は、肥満気味な犬のダイエットに効果がある食事についてご紹介します。

 

 

ダイエットフードに切り替える

欲しがる顔を見るとつい「ほんの少しだから」・・・その少し少しの積み重ねが小さな体のワンちゃん、ネコちゃんにとっては過剰摂取になってしまいます。その結果、糖尿病、関節への負担、循環器障害、呼吸器障害をおこしやすくなります。
減量を必要とする犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食も各種ございます。商品ごとに特性が異なりますので、現在の状態に応じて選んでください。

炭水化物を減らす

炭水化物を減らす

犬は、普段食べているフードの中に入っているカボチャなどの野菜やイモ類、炭水化物から糖質を吸収しています。

簡単に糖質制限できる方法は与える炭水化物の量を減らすことですが、そのためにはドッグフードを糖質制限食に替えたり、普段食べているフードの量を減らして他の食材に置き換えたりする必要があります。

まずは糖質を現在の2分の1から3分の1くらいまで減らすよう調節し、おやつで炭水化物を与えている場合は他の食べ物に替えてください。

糖質を多く含む炭水化物を減らすだけで血糖値は下がり、並行して運動も続けていけばダイエットへとつながっていくでしょう。

 

炭水化物以外の食事で満足感を与える

単純に食事の量を減らすだけでは、愛犬が満腹感を感じられずにストレスを感じるかもしれません。炭水化物を減らした分、他の食材で補ってあげましょう。

 

おから

糖質制限をしつつ、食事のかさ増しをするには、おからがおすすめです。おからは食物繊維が多く含まれるだけでなく、糖質をあまり含んでいません。食事におからを上手に組み込んで、愛犬に満足感を与えてあげましょう。

 

糖質を含まない野菜・肉など

野菜をトッピングとして食事に取り入れることもおすすめの方法です。ブロッコリーなどの野菜を犬用の缶詰と合わせて与えると、ビタミンや食物繊維を含むため健康維持にも役立ちます。また肉や魚は糖質をほとんど含まないため、糖質制限食に加えても良いとされています。その他にも、納豆や豆腐、ゆで卵などもかさ増しの食材として利用できます。

 

糖質制限は「カロリー制限」とは異なります。あくまでも、糖質を含む食事を減らすということで、食べる量を減らせば良いというわけではありません。野菜の中にも、糖質を多めに含む野菜と含まない野菜があります。普段与えている食材について、それぞれどのくらいの糖質を含んでいるのか、確かめると良いでしょう。

食事を作るのにひと手間掛けるのは大変ですが、糖質を多く含む食材を減らし、あまり含まない食材を増やして食事を工夫することで、愛犬が食事に満足しながら糖質制限できるように心掛けましょう。

 

おすそ分けをしない

間食を見直す

愛犬の肥満の原因として大きいものが、飼い主からの「おすそ分け」です。飼い主の食事中に物欲しそうに近寄られると、ついついテーブルの食事を与えてしまっていないでしょうか。

特に、おすそ分けで炭水化物を多く含むご飯やパンを与えてしまっている場合には、すぐに控えることをおすすめします。

 

人間の食事は犬にとって味付けが濃く、1度食べると味の濃い食事を求めるようになることがあります。人間の食事をおすそ分けすることは、愛犬の肥満だけではなく塩分過多も促してしまう恐れがあるので、食事やおやつは犬専用のものを与えるようにしましょう。

 

おわりに

愛犬の肥満は、将来の病気のリスクを高めてしまいます。

また、高齢になっても犬の食欲はそれほど落ちません。体を動かさずに、糖質過多の食事を続けていると、当然肥満や病気になるリスクがさらに高まります。早いうちから糖質制限された食事に慣れさせ、適正体重を維持しながら健康な生活を続けられるようケアしてあげましょう。

 

犬用ダイエットフードは糖質の制限をしていますが、犬の健康状態を維持するために必要な栄養素が充分に摂取できるように調整されており、安心して利用することができます。また、満腹感の管理、腸の健康のために高食物繊維に調整された便の量を適切にするものもあり、愛犬の体調に合わせて選ぶことができます。

しかし、体重の急激な変化は体調不良を引き起こす原因になるため、減量は計画的に行い、獣医師と相談の上、愛犬にあったダイエットフードを選びましょう。

そんなときにおすすめなのが、糖質を制限するだけでなく、肥満、高脂血症といった病態の栄養管理に役立つさまざまな犬用の特別療法食です。ウェットフードとドライフードがあるので、愛犬がしっかり食べられる方を選択してください。

 

【ダイエットにオススメのフード】

http://www.matsunami-shop.com/fs/animal/c/m0809/

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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