運動不足解消にも!犬が自由に遊ぶ場所、ドッグランに行くときの注意点
本来、群れで狩りを行う習性を持つ運動能力の高い犬には、「自由に走り回って遊びたい」という本能が備わっています。その犬本来の本能を満たし、かつ犬が安全に運動できる場所がドッグランです。
広いスペースを柵などで囲み、犬のリードを離して安全に走り回れるドッグランは、愛犬の運動不足解消に最適です。また、飼い主同士の交流を気軽に行える場所でもあります。
しかし、犬にも飼い主にとっても魅力的で多くの犬が集まるドッグランだからこそ、守るべきルールもあります。今回は、ドッグランで気持ちよく遊ぶための注意点についてご紹介します。
ドッグランに行く前に
多くのドッグランでは、予防接種を義務付けています。ドッグランは、多くの犬同士が触れ合う場所なので予防接種を受けていない犬がいると、なんらかのトラブルで病気を移してしまうこともあります。施設によっては「接種証明」の提示が求められることもあり、接種証明は、ワクチンを受けた動物病院から発行されます。ドッグランに訪れるときには、必ず接種証明を持って行くようにしましょう。
また、犬にきちんと「マテ」「オスワリ」「フセ」「オイデ」などの基本的なしつけができていることも条件に入ります。ドッグランは、犬にとってとても楽しい場所です。だからこそ、犬の興奮をコントロールし、クールダウンさせるしつけが必要とされる場面があります。興奮状態になると、自宅ではできるのにドッグランではできなくなることもあるため、公園などでリードを付けて訓練しておくと良いでしょう。
そして、他の犬や人に攻撃的にならないかどうかも重要です。犬には犬のルールがあり、社会があります。そのルールにのっとって挨拶ができたり、興奮しすぎたりしないことなどは、犬同士にとっては必要なスキルであり、互いの安全を確保するためにも必要です。愛犬がもし攻撃的になりやすい性格であれば、ドッグランデビューを焦らずに、改善してからドッグランに行くようにすると良いでしょう。
ドッグランを十分に楽しむために
これらの事前の準備が整ったら、早速ドッグランを楽しみましょう。
最初は、柵の外から愛犬と共に見学するなどをして、ある程度犬が落ち着き、慣れてからドッグランに入ります。このとき、ゲートの多くは二重扉になっています。しっかりと閉めないと脱走の原因になるため、よく注意しましょう。
また、ゲート周辺は人や犬が多く出入りします。そのため、犬にとって刺激が強く、攻撃的になりやすいエリアでもあります。交通の邪魔にもなるため、リードをしたまま、もしくは抱き上げて他の犬がいない所まで誘導します。
あとは自由に遊んだり、駆けさせてあげたりしましょう。
フリスビーやボールなどのおもちゃは取り合いになり、ケンカになる可能性もあります。慣れないうちは持ち込まないことをおすすめします。また、おやつも取り合いになる可能性があるため控えましょう。ドッグランによっては、おもちゃやおやつは規約で禁止されている場所もあり、その際は指示に従いましょう。
ドッグランで犬を開放しても、愛犬からは目を離さないようにしましょう。多くの犬や人が集まる中で、トラブルがおこってしまうこともあります。それらにいち早く対処するためにも、愛犬はしっかりと監督しておきます。
また排泄が行われたらすぐに片づけましょう。ドッグランに入る前に排泄をさせておくと、比較的ドッグランでは排泄をしにくくなるため安心です。
おわりに
運動不足を解消できるドッグランは、愛犬はもちろん、その家族にとっても憩いの場です。自由度が高いぶん責任も重くなりますが、それ以上の喜びや楽しさを味わえる場所でもあります。
今回ご紹介したマナーや規約を守り、ドッグランを楽しんでください。
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