あなたにも愛犬にも負担の少ない、正しい投薬方法について
あなたの愛犬もあなたと同じように時には病気になります。
獣医師から薬を処方されることもあるでしょう。
投薬は、正しい方法を知っていれば、あなたにも愛犬にもあまり負担をかけることなく行えます。
獣医師の指示には、必ず従うようにしてください。
また、獣医師に指定された投与日数を守り、必ず所定の量を全部投与してください。
また、なかなかお薬を飲んでくれない愛犬に悩んでいる方向けに動物病院でおすすめしている投薬補助のおやつ(サプリメント)も紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。
錠剤とカプセルの投薬方法
まずは錠剤、もしくはカプセルを愛犬に投与するケースの正しい投薬方法を紹介します。
ステップ1
- 片方の手の親指と人差し指で錠剤をはさみます。
- もう一方の手の親指と人差し指で上顎をしっかりとつかみます。
ステップ2
- 口を開き、上唇をそっと歯にかぶせます。これは噛まれないようにするためです。
ステップ3
- 手首をひねって頭部を上に傾けます。
- 中指を使い、下顎をゆっくりと開きます。
ステップ4
- 中指を小切歯の上に乗せたまま、錠剤を舌のなるべく奥の方へ置きます。
- すぐに口を閉じます。のみ込みやすいように、口に手を置いたまま頭部を下ろします。
ステップ5
- ノドをやさしくなでるか、鼻に息を吹きかけて、薬をのみ込ませます。
なかなか薬を飲まない愛犬には投薬補助のおやつがおすすめ
錠剤のお薬は、なかなか飲んでくれない場合があります。
そういったケースには、投薬補助のおやつと一緒に食べさせる方法が有効です。
「メディボール」は愛犬が喜ぶマグロ風味で、お薬だとは気付かせずに投薬することが可能です。
食べさせ方も錠剤のお薬を包み込んで与えるだけなので簡単です。
商品の詳細はこちらのリンクから確認してください。
水薬とシロップの投薬方法
続いて、水薬(シロップ)の投薬方法を4ステップで解説します。
飲ませる前に
- ラベルを読んで正しい用量を確認します。指示があれば、ボトルをふってください。
- 薬を注射筒またはスポイトに入れます。
ステップ1
- 犬の鼻口部を片手でしっかりとつかみ、もう一方の手に注射筒またはスポイトを持ちます。
ステップ2
- 歯と頬との隙間に薬をゆっくりと入れます。
ステップ3
- 犬の顎を閉じたまま、頭部を後ろに少し傾けます。
- ノドをなでるか、鼻に息を吹きかけて、薬をのみ込ませます。
ステップ4
- 薬をノドに詰まらせたり、吐き出したりした場合は、頭を下にして落ちつかせてください。
- 数分待ってからやり直します。
まとめ:投薬のコツ
- 必ず、ラベルの指示をよく読んでください。
- 食事と一緒に与えてよいのか、空腹時に投与するのか、獣医師に確認してください。食事と一緒に与える場合は、飲み込める大きさの肉やチーズの中に薬を入れます。
- 友人や家族に手伝ってもらいましょう。
- 表面がすべらない床やテーブルの上で投薬します。
- 投薬は落ち着いて行ってください。緊張していると、ペットがそれを察知して、投薬処置が難しくなります。終了後は、ペットを褒めてご褒美をあげましょう。
なかなか愛犬がお薬を飲んでくれない場合は、投薬用のおやつをお試しください。
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松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ
わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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