2020.03.13しつけ , 猫のしつけ , 知識

ねこの一生を考える 前半その2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

cat peeking out from under blanket

こんにちは。松波動物病院メディカルセンタートレーナー部署主任の森夕花と申します。

前回に引き続き、ねこの一生を考える、をテーマにコラムをご紹介したいと思います。

1つめは、キャリーバッグの練習です。の続き(←前回の記事はリンクをクリック!)

 

Cat in a trolley bag

次のステップは、扉を装着してみましょう。

扉の開け閉めは猫ちゃんにとって新しい練習です。まずは扉がついている状態で、ここまでの自ら入れるかどうかを見てみてください。扉を気にする様子がないようであれば、猫ちゃんがキャリーバッグには入ってから、びっくりさせないようにゆっくり扉を動かしてみてください。ここでも、猫ちゃんが出たければすぐに出られることがとても重要です。

次はとても短い時間だけ、例えば、1秒だけ閉めてすぐに開けてあげてください。扉のカチャカチャ音が気になる子もいます。少しずつ扉を閉めている時間を増やしていきましょう。扉を閉めている間は、キャリーバッグの隙間からごはんをいれてあげるのもおすすめです。このように、少しずつキャリーバッグに入っていられる時間を延ばしてあげてください。

更に、キャリーバッグを運ぶことも想定して練習しましょう。扉を閉めてしばらく大人しくしていられるようになったら、運ぶ練習をします。これも「少しずつ」がキーワードです。まずはキャリーバッグを1㎝ずらすところからスタートしましょう。ここでも怖い!と思わせないことが大切です。少しずつ動かす距離、持ち上げる動作をしてあげてください。

いざ家の外に連れていくときは、タオルをかけて視界を遮ってあげることがおすすめです。周りの景色を見てパニックになることを防ぎます。キャリーバッグにタオルをかけることも練習しておくといいですね。

 

今回は少し短いですが、ここまでです。次回は、後半(動物病院に行ったときに重宝する“タオルくるみ”)でご紹介したいと思います。

松波動物病院メディカルセンター
ドッグトレーナー 森夕花

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.
ドッグトレーナー 森夕花

ドッグトレーナー 森夕花

松波動物病院メディカルセンタードッグトレーナーの森夕花です。これから皆様とパートナーとの暮らしに役立つお話しや当院でのトレーニングの取り組みなどをご紹介させていただけたらと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
ドッグトレーナー 森夕花

最新記事 by ドッグトレーナー 森夕花 (全て見る)