2016.11.30しつけ

犬と猫を一緒に飼うときに大切なことは?犬猫同居の際に注意するポイント

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犬と猫を一緒に飼う

よく犬が好きな人を「犬派」、猫が好きな人を「猫派」などと呼びますが、中には犬も猫も大好きで両方飼ってみたいと思う方もいるでしょう。しかし、犬と猫は習性も性格も異なる動物です。同居させるにはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?

ここでは犬と猫を飼うときや、犬と猫が同居する際の注意点などについて見ていこうと思います。

 

犬と猫を一緒に飼う際のメリットとは

犬と猫を一緒に飼う際のメリットは、何といっても飼い主がそれぞれの魅力を一度に満喫できるということでしょう。とくに小さい子どもがいるご家庭では、犬と猫を一緒に飼うことで幼い頃から動物と触れ合う時間をより長く増やすことにもつながります。

 

犬と猫の同居はタイミングがカギを握る

タイミングがカギを握る

犬猫同居のベストなタイミングは、お互いに子猫と子犬の時期だといわれています。子猫は2カ月頃、子犬は3カ月頃がいわゆる社会化期に当たるため、成長するにつれて協調性が育まれうまく共生できるようになるのです。

社会化期とは、動物が生きていくための社会性を身に付ける最も重要な時期のことを指します。社会化期にお互いを認識しておけば、同居していることが当然のことに思えて敵対意識も生まれません。

また、成犬を先に飼っていて、後から子猫を飼う場合も同居が成功しやすいパターンです。この場合は、犬の種類によっては子猫に危険が及ぶこともあるため、飼い犬の性格や種類などをしっかりと把握してから同居させるようにしてください。

成犬と成猫を同時に飼う場合は、お互いの相性をよく見極めてからの方が無難です。この組み合わせは性格面での相性次第でうまくいくかどうかが変わるため、犬種や猫種はとくに関係ありません。いつ同居させるかは飼い主の状況にもよると思いますが、なるべく仲良く暮らせるようなタイミングを配慮してあげましょう。

 

犬と猫の同居で気を付けるべきポイントとは

違う動物であることを理解して愛情を注ぐ

犬と猫の同居で気を付ける

まず、犬と猫は習性が全く違うことを理解しておく必要があります。無理に一緒に行動させようとして、同じ食事を与えてしまうとストレスになるだけではなく、体調を崩してしまったり病気になってしまったりする恐れもあります。食事は別々に、それぞれの健康状態に合わせたものを用意してください。

 

また猫は犬と異なり、基本的には毎日決まった散歩を必要としません。肥満などの運動不足が見られない限り、犬と一緒にいさせてあげたいからといって、無理に連れ出すことは控えましょう。また、飼い主側から仲良くさせようと過度に取り計らおうとすることも逆効果になります。たとえお互いがそっぽを向いていても、ケンカをしない状態であれば心配しなくても大丈夫です。

猫は夜行性で犬は夜に睡眠を取るなど、習性の違いはあっても、一緒に育てていくために最も重要なことは同じように愛情を注いであげましょう。

 

犬と猫の関係に干渉しすぎない

明らかに仲が悪いと思われる場合は、お互いが視界に入らないところにケージを移動させるなどの配慮は必要でしょう。極端に相性が悪いと感じたときは、部屋を別々にすることも考えた方が良いかもしれません。犬猫をうまく同居させるためには、飼い主が無理に仲良くさせようとするのではなく、犬猫同士の関係性に任せて遠くから眺めているくらいが適切な距離の取り方だといえます。

 

おわりに

犬と猫をうまく同居させるためには、気を付けるべきことが数多くあります。まず、同居させる時期が重要ですが、これからどちらも飼おうと考えている方には犬と猫が生後2、3カ月になったタイミングで同居させることがおすすめです。

犬と猫は性格も習性も異なる動物のため、それぞれの違いを理解した上で同じように愛情を注いで育ててあげてください。

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松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。