2016.10.31暮らし

賃貸住宅で愛猫に快適な暮らしを。自作キャットウォークのDIYアイデア

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自作キャットウォークのDIYアイデア

室内飼いの猫は行動範囲が限られ、ストレスをためてしまうことがあります。特に賃貸住宅での一人暮らしの家では走ったりジャンプしたりする場所も少ないため、飼い主がいないときでも猫が体を動かせる環境を作ってあげる必要があります。

ここでは、猫の運動不足やストレスの解消に役立つキャットウォークの活用法や自作アイデア、賃貸物件で作る際の注意点についてお話していきます。

 

キャットウォークはストレスの解消場

ストレスの解消場

猫は獲物を狙うときに様子をうかがったり、敵から逃げて避難するときなどに高い場所に登ったりする習性があります。そのため高い場所は猫が安心感を得られる場所であり、猫にとって居心地がよく、加えて地面を走る平行運動よりも高低差がある場所での上下運動の方がストレス解消効果を得やすいのです。

 

またキャットウォークの設置によって猫の遊び場も増えるため、普段外に出ないで生活している飼い猫の運動不足を解消することもできます。加えて運動不足から来るストレスが原因のいたずら対策も可能になります。

 

このように、猫にとってさまざまなメリットをもたらすキャットウォークはほとんどの場合壁に設置するため、賃貸物件などの狭いスペースでも設置しやすいという特徴があります。生活空間に合わせたキャットウォークを作って、猫も飼い主も快適な生活を送りましょう。

 

キャットウォークは自作でできる

自作でできる

キャットウォークは、工夫次第で時間や大きなコストを掛けずに作ることができます。

最初に「自分で作りたいけど腕に自信がない」という方は、カラーボックスや段ボールを壁際に積み上げて作る方法がおすすめです。特に段ボールは加工がしやすいだけでなく、予算が安く済むのも魅力です。段ボール製のものは本格的なキャットウォークができるまでの代わりとしても利用でき、キャットタワーを作ることもできます。ダンボールを使用する際は、重ねて強度を高めておきましょう。

 

この他にもカーテンレールの上に板を設置して足場を安定させる方法や、キャットウォークを設置する部屋のレイアウトに合わせてDIYを行うなど、キャットウォークのアイデアは豊富にあります。いろいろな施行事例を参考にして好きなデザインを自作するのもいいでしょう。

 

賃貸でキャットウォークを作る際の注意点

一戸建ての住宅とは異なり、賃貸物件では多くの場合、壁に穴が開けられないなどの制限があります。

 

このような場合に便利なのがツーバイフォー材と突っ張り式の併用です。これらの材料はホームセンターで買うことができます。材料を購入しにいく前に、設置面の高さや幅を忘れず計測しておきましょう。穴を開けずに済む上に高さを自由に調整することが可能なので、賃貸物件でキャットウォークを作る方はぜひ利用したい材料です。

 

また猫は足場を移動するだけでなく、足場の上で眠ることもあります。そのため足場は猫の体格より余裕をもったサイズで作り、転落防止にガードレールもつけるといった工夫が必要になります。キャットウォークを作る際には、けがの防止のために猫にとって安全な素材にこだわる、リフォームの際は大きな音で猫にストレスを与えないように作業時は猫を別の部屋に移動させるなどの配慮も必要です。

 

おわりに

一見作るのが難しそうな自作キャットウォークですが、材料がそろえば短時間で完成してしまうアイデアもあり、大きな工事や作業を必要としません。キャットウォークを作る際は周囲への騒音や安全性の重視、飼い猫の数に合わせた設計を始め、気を配る場面も数多くありますが、完成したキャットウォークで愛猫が喜んで遊んでいる様子を見れば飼い主としての喜びにもなるでしょう

一人暮らしの賃貸住宅の空間をうまく活用して、愛猫のストレスや運動不足を解消するキャットウォークを作ってみてはいかがでしょうか。

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松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。
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