2018.12.26しつけ , 健康 , 暮らし

美味しい季節が到来!誤食に要注意です!

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人間も忘年会、新年会シーズンに突入し暴飲暴食が気になる今日この頃ですが、ワンちゃん・ネコちゃんも食欲が旺盛なこの時期。いっぱい食べてくれることは大変良いことですが、食欲が出すぎて食べては行けないものを食べてしまう『誤食』には注意が必要です。

誤食するとどんな危険が?

ついつい置いたままにしていたチョコレートやブドウなどの食べてはいけないものを食べてしまった。。。食べ物ではないですが、落ちていたボタンや紐、電池などで遊んでいたら誤って食べてしまった。。。そんなことが起きてしまうと、中毒を起こしてしまったり、腸の中で詰まったり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあります。

Little white maltese dog and food ingredients toxic to him

中毒を引き起こすものリスト

🔺ネギ類(ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、らっきょうなど)

赤血球を破壊しm貧血になる恐れがあります。

🔺ブドウ類(ブドウ、レーズンなど)

下痢、腹痛、嘔吐や腎不全を起こすことがあります。

🔺アボカド

胃腸炎になる恐れがあります。

🔺カカオ類(チョコレート、ココア)

注水神経を刺激し不整脈や痙攣、発作などを起こす恐れがあります。

🔺キシリトール(ガム、飴、タブレットなど)

血糖値が急激に上がり、痙攣などを起こす恐れがあります。

🔺保冷剤(不凍液)

甘い味と匂いがするため誤飲しやすいです。腎不全になる恐れがあります。

🔺ユリ科植物(ユリ、チューリップ、スズランなど)

腎不全を起こす恐れがあります。さしていた花瓶の水でも発症することがあります。

onion
garlic
chocolate
tulips
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よく食べてしまう異物リスト

いずれもお腹の中で詰まってしまい、激しい嘔吐を起こす恐れがあります。

✅果物の種 ✅ひも ✅ボタン ✅ビニール袋 ✅おもちゃ など

骨が縦に割れやすく、胃腸などを傷つける恐れがあります

✅鳥、魚の骨

もしかして、食べちゃったかも??すぐに動物病院へご相談ください

中毒性のものであれば、吸収される前に吐かせることが重要です。1時間以内なら概ねまだ胃の中に残っており中毒を回避できます。吸収されてしまった場合、点滴や吸着剤などのお薬で症状を軽減させます。

ご飯ではない異物を食べた可能性がある場合は、聴音波検査やレントゲン検査、場合によってはCT検査を行い、本当に食べているか調べることができます。もし異物があれば、内視鏡や手術により摘出する必要があります。

今回挙げたもの以外のものでも食べてしまう危険なものはたくさん存在します。口の届く範囲内に誤って食べてしまうそうなものがないかを日頃からよく確認し、ペットが安心して過ごせる環境作りを心がけましょう!

 

当院獣医師:岡田

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松波動物メディカル通信販売部本店公式ブログ

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わたしたちは創立1974年以来、愛知県名古屋市内で動物病院ペットの健康管理をトータルサポートし続けています。当院は犬・猫をはじめとする小動物の診療を主体として、トリミング、しつけ教室、ペットホテル、通信販売など、さまざまなペットケアサービスをワンストップで展開しています。